クラスノダール

クラスノダール（Краснода́р Krasnodar） はモスクワから南に約1500km、ロシア連邦の南部に位置する温暖な地方都市です。日本ではあまり耳馴染みがないと思いますが、2014年冬季オリンピック開催地となったソチ市もここ、クラスノダール地方にあります。

札幌と同じぐらいの北緯にあり、 冬でも気温が1～6度ほどと、東京とあまり変わりがありません。世界最北の亜熱帯という位置にあるため、なんと秋まで海水浴を楽しむこともできます。

果物や野菜、穀物類など、とにかくあらゆる食べ物をその土地で作っているため、フレッシュな素材を楽しむことができます。冬でも暖かくて住みやすく、しかも食べるものも美味しい！「モスクワやサンクトペテルブルクは観光、住むならクラスノダール」と思うロシア人は多いようです。

ここでは140を超える人種が暮らしており、アルメニア人、グルジア人、ウクライナ人、ギリシャ人、タタール人、中央アジア、西ヨーロッパなど、140を超える人種が生活しているため、現地の人々はとても親切でフレンドリーです。

緑が多く、美しい公園が多いのも特徴の一つです。2017年にはクラスノダール・スタジアムの近くに新しい公園がオープンし、新たな観光地として話題を呼んでいます。

公園の他、オリンピック会場にもなったスタジアム、雄大なコーカサス山脈から望む黒海沿岸のオーシャンリゾート、ロシアでは珍しい温泉地など、魅力的な観光地です。

街中を歩いてみたり、トラムで出かけてみたり、夜にお酒を飲みに行ったりしましたが、個人的な感想としてはとても安心して過ごせる場所だなと思いました。海外での生活は、どうしてもスリや盗難、犯罪に巻き込まれるのではと肩に力が入ってしまうものですが、街中を歩いていて身の危険を感じたことは一度もなく、リラックスして楽しむことができました。華やかな観光都市ではない分、ロシアならではの生活を堪能できると思います。

クラスノダール地方で有名なのは、2014年冬季オリンピック開催地にもなったソチ市です。ソチはロシア随一のリゾート地であり、美しい黒海のビーチや温泉地、スターリンの別荘なども博物館として公開されています。 また、国際会議も頻繁に開催されており、ロシアの要人も多々訪れる国際的温泉保養地の一つとして注目されています。