クラスノダール州立文化大学

クラスノダール州立文化大学は、人口約100万人のクラスノダール市で1966年に創立されました。

約3500人ほどの学生が音楽やダンス、美術、放送技術などを学んでいます。また、50カ国以上の国から留学生を受け入れており、構内には学生寮やレッスン室、食堂やカフェテリアが完備されています。24時間警備員が駐在するセキュリティゲートも入口や棟内それぞれに設置されているため、安心して学業に集中することができます。

大学について、学生たちが口を揃えていうのが「居心地がいい」ということ。

校内には幼稚舎から大学まで揃っているため、あらゆる年齢の学生と触れ合うことができます。たまに小学生ぐらいの男の子が走ってきて、女性にドアを開けてあげたりと、ついつい笑顔も会話も弾みます。

日本で言うところのマンモス大学ほどの大きさはないので、先生一人一人が生徒のことを把握しているせいか、授業は驚くほどフレンドリーです。生徒の方も気心がしれているからなのか、軽口を挟みつつ、時には白熱した議論を交わしながら和気あいあいとした感じで授業が進んでいきます。インターナショナルに活躍されている先生も多く、生徒の自主性を重んじつつ、熱心な指導を受けることができます。

ロシアは偉大な作曲家を多数存在していますが、ロシア人作曲家の曲をロシアの地でロシア人に教わることができるというのは日本にいては経験できない、得難い体験になると思います。

大学前にはスーパーやトラムもあり、簡単に街中に遊びに行くことができます。中心部ではあのユーリ・グリゴローヴィチ率いるクラスノダール・バレエ団のバレエを堪能したり、クバンコサック合唱団を鑑賞することができます。